今を楽しむこと。「この街に住みたいな」と思っていたのは昔の自分に戻りたい気持ちの表れだった。
どこかに出かけたりして、見知らぬ街に行ったりすることありますよね。
その時僕はふと、「この街いいな。住んでみたいな」と思うことがあるんですが、それが変なところだったりするので、あまり人には言わずに来ました。
自分でもなぜこんなところを見てそう思うのかと疑問にも感じていました。
どんな時に「住みたいな」と思うかを考えてみたら、今の自分の大きな問題に気がついてしまいました。
ガードレールがない舗装もされてない道
田舎モノの習性なのかこういう道の方が穏やかな気持ちになります。
それに僕の住んでいるところでは徐々に少なくなっていることもあります。
どの道も舗装されて、ガードレールの白い色がなんとなく浮いた景色になっています。
子どもの頃、家の前の道路も砂利だったし、近くにはガードレールなんてなかった。
だから、そんな風景を見ると懐かしさとともに住んでみたくなるのかな。
コンビニの排気口
これはついこの前見て、「この街に住んでみたいな」と感じた場所です。
変ですねw
知らない街を車で走っていて、信号で止まりました。
その交差点の角にあるコンビニ。
壁に排気口がついていて。
その街は、街並みがとても綺麗で、公園や緑の豊かな道をみて「いいところだな」と思っていました。
そのタイミングで見たコンビニの排気口。
若いころにアルバイトした店を思い出しました。なんとなくその頃の空気を感じて「あぁ、この街に住みたいな」って。
ちょっと古い野球場
遊びに出かけた街のちょっと古くて金網で囲まれただけのような簡易な野球場です。
練習か試合を終えた野球少年と父兄さんたちが球場の外を歩いているのを見た時に感じました。
僕も子どもの頃少年野球をやっていて、使っていた球場に似た感じ。
よく練習が終わってから友達とグラウンドに座って話してました。
なんだかその球場を見ていると動きたくなります。「こんな球場でまた友達と野球やれたら楽しいだろうな」と感じてこの街に住みたいなぁって。
結局懐かしくて昔に戻りたくなってるだけ
そして僕は気付いてしまったのです。
これみんな昔の僕の思い出にあるような場所だったことに(笑)
この町に住みたいな…っていうか、あの頃に戻りたいなっておもっていたのかもしれないです。
昔は楽しかったな。以前はよかったな。
そんな気持ちがあったんでしょうね。
でも、後10年、20年たったらどうなんでしょう。
もしかしたら、その時も「10代・20代」を思い出すのかな。
そうだとしたら、ちょっと「今」が充実していないようで寂しいですよね。
「あの頃は楽しかったな」って言える「今」を重ねていかないと!
もっと今を楽しまないとダメだ!って思った話でした。
でもまぁ、思い出すにしても「もっといいモノを見て」思い出したいですよね。